春の中の冬を眺む

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K-1 mark2 / HD PENTAX D-FA 15-30mm f2.8 ED SDM WR
 
 あの志村けんが……いくらなんでも、こんなに早く死んでしまうなんて……。
 速報に言葉を失いました。そして、自分でも意外なくらい、ずいぶん悲しんでいることに気づきました。
 志村、あんたはやっぱり昭和生まれ世代にとって偉大な存在だったんだ。
 いや、周りを見回すと、平成世代にとってもそうみたいだ……。

 
 志村:「あれっ、俺が、俺が寝てるのを見てる……ってえことは……」

 男 :「こんにちは」

 志村:「なんだチミは?」

 死神:「死神です。誠に残念なことですが、お迎えです、志村さん」

 志村:「なに、し、死神? ……ああそうか、俺は、コロナで……」

 死神:「そうです。死神とコロナは直接関係ないんで、悪く思わないでくださいよ」

 志村:「そうか……つまりこれが、俺の寿命……いや、薄々わかってたよ」

 死神:「思い残すことは無いんで? 皆さん決まってここいらでジタバタするもんですよ」

 志村:「うん。まあ……いや、いい。変な機械までつけちゃってよ、どうせもう手遅れなんだろ?」

 死神:「……」

 志村:「あー、あれ見ろよ。いよいよなんだろうけど、みんな集まっちゃやべえよな。俺、コロナだよ」

 死神:「……志村さん」

 志村:「あんだよ?」

 死神:「はっきりしたことは私にもわかりませんがね。あんたが死ぬ代わりに、多くの人が命を救われますよ」

 志村:「そんなこたあねえだろ。……そうなったらいいけどよ。なあ」

 死神:「はい……」


 いつもサバサバと覚悟ができてるような志村なら、死神にもこのくらい言ったんじゃないかなと思って。
 経済も政治も世間も、重い警句と受け止めるはず。

 それにしても、まるで意図せずパラレルワールドに引っ越してしまったかのようです。
 人と会いさえしなければどこかで桜の巨樹を一本くらい……と思っていましたが、やめます。
 ホームページの方で過去の桜の記事を再掲載……とも思ってましたが、これも中断します。
 僕の写真を見て、「じゃあ自分だって!」 と誰かが行くかもしれない。そう想像すると辛いから。

 品がなくてパワフルな昭和の笑い、やっぱり自分の中に染み付いてるってわかったわ。
 さようなら、志村。

2コメント

RYO-JI  

本当にありそうな会話ですね(笑)。
さすがにこの歳になってからは志村さんの番組を狙って視聴していませんでしたが、
『全員集合!』で育った世代の自分にとっては偉大と思える人でした。
あの頃の子供すべてが憧れていたと言ってもいいくらいですからね。
もちろん今回の件はショックを受けましたが、志村世代でもないうちの末っ子ですら衝撃を受けていました。
せめて無知無謀な若者(だけじゃなく大人も)もコロナに対する意識を改めて欲しいですね。

2020/04/02 (Thu) 21:58 | EDIT | REPLY |   
狛

狛  

RYO-JIさん>
全く、こんなことが起きるなんて……と。志村はずっとテレビに出てるもんだと思ってました。
主流が漫才に移って、ああいう無茶な笑いはほとんど見られなくなってしまいましたが、久しぶりにたっぷり見ると、破天荒な面白さに釘付けになります。笑
自分もバカになれるかどうか。彼らと一緒にバカやってるような、気持ちいい笑いなんですよねえ(社会的にはどうか知らないという点も含めて)。
志村動物園などは僕もあまり見てませんでしたが、母親は毎週見ていて、たまに覗くと良い企画も多く、志村の人柄も滲んでいるように思っていました。

気を付ければ感染に歯止めをかけられるというのであれば、志村の顔に免じて取り組んでみようじゃないかという気にもなりますね。

2020/04/03 (Fri) 08:10 | EDIT | REPLY |   

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