福井や兵庫にちょっと行ってみる旅 1

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VANTRUE X1 / Drive Recorder
K-1 / HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

 実際のところ、何県に行くかなんてのは、あんまり重要ではなかったかもしれません。
 見たかったものがそこにあって、会ってくれる人たちがいて、紐を解いたらそこでどんどん話がでかくなってった……とか、そんな感じ。
 自分独りだったら、プランなんて呼ぶのもおこがましい、ぐにゃぐにゃの不定形物になっていたに違いなく。
 一緒に歩いてくれるという人たちがせっかくいるのに、迷惑をかけちゃいかん! と、これでも計画頑張ったんですよ、僕(ああ、笑わないで)。

 しかし、その反動か、単独行の部分はいつにも増してとても無計画。
 宿を予約しないのはいい。しかし、その晩をどこで明かすのか、その時にならないとわからないなんてのはどういうミステリー・ツアーだろうか。困るのは自分なのに。
 出発の30分前までじたばた仕事をしていて(自宅事務所です)、ある時ふっと息をついたかと思うと、さも「俺は今ふと思い立った!!」みたいな顔をして立ち上がり、ほとんど前回の旅のままほん投げてあったお道具たちをまたフォレスターに投げ込んで、

僕: 「ちょっと行ってきます」
祖母:「どこに?」
僕: 「ウェールシアー(ドラッグストア、右折100m)です」
祖母:「あっそう」

 エンジンをかけた。
 ガソリンは、4分の1だけ減っている。
 ガソリンスタンドに行くには全長1キロある水門を渡らねばならず、シェルで入れたら、また戻らねばならぬ。無駄だな、と思う。
 (以下、すいませんね、レコーダーの映像が消えちまってた)

 そうして、のっぺりした茨城道をいつも通り北上。
 いつの間にか全国区になったような顔をしている大洗で高速に乗る。
 そしたらあとは茨城を突破し、栃木を抜け、群馬を貫通する(赤城高原で水沢うどんに気を引かれるも、お小遣いがなくて、普通のけんちんうどんにしました)。
 その辺りで谷川連峰が立ちはだかって車を息切れさせ、関越トンネルなんかが出てきてラジオを聴けなくし、嫌気がさした頃に新潟。
 延々と続く新潟大陸。
 しかも米どころなのでたんぼが多く、いい風景なんですけれども、大体ここで19時頃、大量の虫が襲いかかる!!
 ばちばちばち……窓が汚れて見えづらいったら。
 たまたま積んでいた消毒用のアルコールスプレーで拭いてみると、おお、落ちます。こりゃいいや。

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 主要都市部以外では真っ暗で何も見えぬ中、石川、富山ときて、夜遅くに福井に入りました。
 この頑張りペースが今回とても重要なのです。
 すなわち、ちゃんと夜のうちに福井に入って、休むこと。
 朝が来るとともにしっかり起きて、活動を開始するつもりなのです。

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 鯖江で降りて、今度は一路、日本海側を目指しました。
 越前町にある道の駅まで30キロくらい、ずっと真っ暗なだけでも怖いのに、結構な山道でした。
 
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 怖い。
 しかも……後ほどお伝えしますが、風景的にもちょっとびっくりするようなものも現れ、僕の越前町に対する印象をおかしくし、旅の行く先にも不安を感じさせたりします。

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 日が変わり、越前町の道の駅に到着しました。
 ここまでで750キロ。ほぼ一気に走破してみました。
 さすがに疲れた……1日に走る距離が750キロを超えると、だんだんと人格が破壊されて行きますので、注意が必要です。
 何とも口にする言葉もなく、いそいそと車内を片付け、その日は就寝しました。


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 あさ。
 まだ起きたくもない時間に、海沿い特有の乱暴なオバサンたちのだみ声で目を覚まされました。
 暗くてよくわかりませんでしたが、どうやらこの道の駅は魚市場みたいなことをやってるらしく、朝も早いらしい。
 白長靴、バカ長の人たちがもう働いてる……。
 しぶしぶ、僕も活動を開始します。

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 おお……と、思わず嬉しくなりました。
 越前町のこのあたりは、すごく気合いが入った大きな漁港町です。
 郷愁を感じるのか、こうした風景の町を見かけると、歩いてみたくて仕方なくなります。
 そう、そんな感じがしたので、ここの道の駅を選んだのでしょう。

 「朝起きたら一番に日本海を眺める」。
 この目標も、ここならばたやすく達成できそうです。
 天気はあまり良くはないですが、ここから良い転がり方になってくれるといいなと思いました。

(続く)


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