巨樹を訪ねる 衣掛の森

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K-1 / HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

 宇美八幡宮にあるもうひとつの巨大楠が、この「衣掛(きぬかけ)の森」。
 「湯蓋の森」から見て神社の奥に位置しています。
 これも大きい!
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 やはりこの樹もご神木として保護されており、子宝を抱いたご家族が手を合わせ、記念撮影をしていきます。
 湯蓋の森と同様、こちらも人気で(両方回るのが決まり?)、ご家族のお詣りが終わるのを待って撮影に取り掛かりました。

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「大樟なり目通り七十七尺(25.4メートル)
 (湯蓋の森の文より続く)……又、産衣を掛けたるを衣掛の森と云う」

 応神天皇が産湯をつかった時、衣をかけたのがこの楠だというわけです。
 ここに衣をかけて、湯蓋の森で産湯につかったと……。
 実際は衣掛の森から湯蓋の森まで数十メートルあるのですが、そこはまだちょっと神話スケールかなと(笑)。

 七十七尺(25.4メートル)というのは、おそらく計測高さのばらつきから来るものだと思います
 (こういうご神木に対する昔の計測はちょっとスケール感を増す傾向もあるし……)。
 同じ目通りということでも、省庁の計測だと20メートルとのこと。

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 裏へ回ると、巨大な幹が日を遮り、ちょっと暗さを感じるほどです。
 幹は地上から2メートルくらいのところで分岐しており、細い方の幹は明らかに若い。
 太い方の幹が空洞化したり裂けたりしているのを補うかのように、勢いよく天を目指しています。

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 しかし、やはり圧倒的なのは古い方の主幹です。
 この堂々とした存在感。
 これほどまでに太いまま立ち上がるというのは、この地がそれほど肥沃だったからなのか……あるいは本当に霊力がある土地なのかもしれない、そう感じさせるのに十分です。
 いずれにせよ、こちらもとても陽性な気があるように思われ、清々しい気分になります。
 木陰、木漏れ日をうらうらと堪能。

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 角度を変えて。
 計測的には正面から見た図を用いるべきでしょうが、この主幹の巨大さはやはりものすごい!
 湯蓋の森と負けず劣らずの枝張りで、こちらも「森」と呼ぶにふさわしい「樹」でした。
 これぞ巨樹。


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「衣掛の森」
 福岡県糟屋郡宇美町 宇美八幡宮
 樹齢:400〜500年以上?
 樹種:クスノキ
 樹高:20メートル
 幹周:20メートル

2コメント

RYO-JI  

湯蓋の森に衣掛の森、単体で森レベルの樹がゴロゴロしてるって(笑)。
福岡もやりますねぇ。
どちらも子連れの家族が多いというもの頷けますね。
だって小さい子供にこんな立派な巨樹を見せたら、なんやかんや授かって
子供もグングン成長しそうじゃないですか。
そういう意味でも、クスノキじゃないどダメですね。
勝手な偏見ですけど(笑)。

2017/11/19 (Sun) 21:37 | EDIT | REPLY |   

狛  

RYO-JIさん>
ここはすごかったですよ!
さすがに歴史が古い都市だなあと巨樹を巡って思います。
でもまあ、楠ばっかりなんですけどね(笑)。
そう、確かに成長が早い楠に子安や子供の健やかな成長を願掛けしたくなる気持ちもわかりますね。
楠は関東にはほとんど大きいのがないので、ご当地で見るとひとしおでした。

2017/11/21 (Tue) 07:47 | EDIT | REPLY |   

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