巨樹を訪ねる 入四間宿の五本杉

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K-1 / SIGMA 28mmf1.8 EX DG

 茨城県日立市、東日本で有数のパワースポットと言われている御岩神社のすぐ近所の集落、入四間宿。
 その外れの墓地に幹周7メートルを超える杉があると知って、見に行ってきました。
 まず、テクスチャー風に撮ってみましたが。
 幹周7メートルともなると、前に立つとほぼ視界はこういう光景で占められます。

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 引いて、どういう樹なのかというと、「五本杉」という名なのですが、今は見ての通りの二本杉です。

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 大怪我をして大半の指を詰めてしまった手みたいに見えて、とても痛々しいですが、なんとかやってますという風。 

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 それでも、正面で見た時の主幹の太さは、結構な迫力があります。
 5本あった時はこれがもっと扇型に広がっていたのでしょうか。
 感じとしては、1本の樹が5本に分かれていったというよりは、複数の杉が癒着したように見えました。

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 もしかすると、伐って幹を減らしたことで生命力を維持できているのかもしれません。
 根の周りには傷んだところもあるし、キツツキに空けられた穴も見えます。
 樹齢はよく分からないようですが、300年くらいじゃないかと(何の根拠もなく)予想。

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 減ってしまった5本幹ではなく、どっしりとした主幹を中心に据えて見ることにしましょう。
 撮れていませんが、すぐ裏の墓地へ登る階段にも太い根が進出し、それ自体が階段として使われているかのようでした。
 解説文などはなく、この杉の物語を知ることはできませんが、墓地の守り樹として生きてきたのでしょう。
 大きな樹です。

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「入四間宿の五本杉」
茨城県日立市入四間町宿
樹齢:不明
樹種:スギ
樹高:20メートル
幹周:7.0メートル

4コメント

RYO-JI  

樹齢を推察できるとはさすが狛さん!
自分なんぞはまだまだその域には達していませんね(笑)。

最後の写真を拝見する限り、幹周はもっとあるように感じます。
刈られた幹は数字に加味されていないのかと思ってしまいます。
詰められた幹の部分が放置されずに手当て(?)されている様子を見る限り、
大事にされているんだろうとは思います。
そんなことからも落雷や台風などの被害でそうせざるを得なかったのではないかと
思いをめぐらせて見たり・・・。

2017/02/20 (Mon) 21:16 | EDIT | REPLY |   

狛  

RYO-JIさん>
いやあ、極めて適当です。
書いちゃってから、こうして写真を見てみると、もっと若いようにも思いますね。
色々見て、見る目を育てていかないといけませんな。

人間と比べた写真を見てみるとやはりこれも、もっとでかそうに見えるのですけど、複数の幹が横に並んでいるタイプなので、7メートルがいいところかもしれません。
墓地の入り口にでんとあるので、生育には窮屈な環境かもしれません。
伐られた方から徐々に朽ちている印象ですけど、こういうローカルな樹にも長生きしてほしいものですよね。

2017/02/21 (Tue) 06:47 | EDIT | REPLY |   

to-fu  

いやー壮観ですね。
最近よく小さな寺社を巡って感じるのは、当時の人間の技術の粋である寺社よりもそこらに適当に生えている木の方が余程長生きしてるんだよなあ、自然には勝てねえよ…ということです。

あと、こういった木が大切にされているような地域は人もおおらかで気持ちが良いことが多いですね。

2017/02/23 (Thu) 00:37 | EDIT | REPLY |   

狛  

to-fuさん>
僕も同じようなことをいつも思います。
人間の歴史と比べると、樹というひとつの生命がそれを貫いて生き続けているという事実に驚愕します。
しかし同時に、こうした巨樹というのは、人が敬って大切にしていることで他の樹とは違って大きくなっているという事実も多々あると思うんですよね。
樹だけ見るのではなくて、周囲の環境なども含めて味わってみたいですね。

にしても、to-fuさんのひとり撮り歩き、いい感じです。
僕ももっと歩いて、これまでに見ていないものを見に行きたくなりました。

2017/02/24 (Fri) 06:57 | EDIT | REPLY |   

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