巨樹を訪ねる 猿喰のケヤキ

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DP2 Merrill / 30mmf2.8
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(クリックで拡大します)

 出発時には考えていなかった樹に出会うことになる……こういう流れには、縁というものを感じます。
 この「猿喰のケヤキ」は全くの出先で知ったもので(後から本をみたら載ってましたが)、そこに至る道もきわめてでたらめに走ってきたものなので、面白いものです。
 振り返って考えてみると、実はこういう形の出会いは今回だけではなく割と何回かあって、巨樹探訪にサブクエスト的な楽しみを追加してくれています。
 時々、メインよりすごいサブが見つかってしまうこともあるけど……。

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 林業道路っぽい道を進みます。
 茨城と言えど、常陸太田まで来るとかなり山が深い。
 冬期にこの辺にまた来るならスタッドレスタイヤは必須だろうなと実感しました。
 雪降らなくてもカチコチに凍るような峠道が続いてますからね。

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 どーんと現れるケヤキ。
 さほど樹高は高くないですが、枝張りが大きく、今でも元気がいい樹です。
 しかし、よく見てみると気付くのですが、なにかおかしいところがありませんか?

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 クイズです……。

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(クリックで拡大します)

 なんて言ってもアレですが、ヒントは葉っぱ。
 拡大するとわかりやすいかもしれませんが、ケヤキの葉っぱって、こんなじゃないですよね。
 こんな星形に広がってる葉っぱなんて、まるで……。

 まるでもなにも、これはモミジの葉です。
 いや、実はモミジだったというわけではなく(モミジはこんなに大きくならないし)、ケヤキの中にモミジが取り込まれてしまっているのですね。
 近くに寄れないのでわかりづらいのですが、ケヤキの大木の上にモミジが着生し、大きく育ったという形なのではないかと思います。

 しかし、このモミジも元気がよく、見ての通り、下の方の緑はほぼモミジのものですね(笑)。
 2種類の枝と葉っぱを茂らせながら構わず生きているところに、巨樹のおおらかさを感じます。

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 案内板。
 モミジのことも少し書いてあります。
 季節が進むとモミジは紅葉するし、今年は逃してしまいましたが、また訪れてみると違う表情で楽しませてくれるかもしれません。




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「猿喰のケヤキ」
茨城県常陸太田市猿喰
樹齢:550年
樹種:ケヤキ(とモミジ)
樹高:23メートル
幹周:8.8メートル



 追伸:
 ケヤキの周りに獣道みたいなのがあって、そこで寄れるだけ寄って撮ったのですけども、薮が深かったです。
 帰りの車の中で、ズボンに米粒みたいなグリーンのかわいいいもむしが何匹もついていて、びっくりしました。
 動かない樹を撮るにしても、けっこう苦労するってはなしデス。

4コメント

NOBU  

こんにちは

 狛さん、こんにちは。

 緑が鮮やかです。
 清々しいですね。

 今年はバタバタしているうちに一年が過ぎました。 
 来年はもう少し落ち着きたいです。

 良い年をお迎えください。

2015/12/31 (Thu) 22:33 | EDIT | REPLY |   

狛  

NOBUさん>
今年一年、僕もけっこう忙しかったのですが、NOBUさんもすごく大変だったのだと、文面から滲みでてくるようでした。
ある程度、腰をすえて取り組めたらいいと僕も思うのですが、色々と難しいこともあります。
忙しくても、振り返ればいい年だったと思える16年であってほしいですね。

よいお年を。
来年もよろしくお願いします。

2015/12/31 (Thu) 23:51 | EDIT | REPLY |   

ぴよ社長  

3枚目の写真、神々しいですね。
共存しあえているって
自然はやさしいなぁと思いました。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

2016/01/02 (Sat) 18:38 | EDIT | REPLY |   

狛  

ぴよ社長さん>
あけましておめでとうございます。
おかげさまで、昨年も楽しいブログ生活ができました。
今年もよろしくお願いいたします。

森をかきわけるように行って、こういう巨樹が目の前に現れる……やはりその瞬間が一番ビビっときますね。
ケヤキとモミジ、お互いにどう思っているのか聞いてみたいですが、我々人間には想像できないような長い時間一緒にいると、それはもう色々ありそうですよね。

2016/01/03 (Sun) 17:49 | EDIT | REPLY |   

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