お姫さまは棘だらけの草を素手で……

ooarai1513.jpg
DP2 Merrill / 30mmf2.8

いわゆるクレーム処理の仕事で、お客様のおうちに謝罪と修理にいかねばならず、元来気が小さいもので、自分を落ち着けるために、ちょっと手前のコンビニで車を停めました。
ラジオのJポップがうるさすぎる、もう少しでカー・オーディオを引きちぎって窓から捨てるところで辛うじて踏みとどまり、聴いたことのない局にダイヤルを回す。

……おはなし、でてこい。
あらまし。
悪い魔女に呪いをかけられた11人の王子は、白鳥に姿を変えられてしまった。
妹のエルザは呪いを解く方法を聞き出すが、そのためには、棘だらけのイラクサを素手でむしり、脚で踏んで糸をつくり11人分の上着を編まなければならない。
が、その間中、痛かろうが苦しかろうが、一言も声をあげてはならないのだ。
かくして、人里離れた洞窟に引きこもり、血まみれになりながらイラクサの上着を作るエルザであったが(中略)、墓場に群生するイラクサを摘むうち、民衆に魔女の仲間だと勘違いされてしまう。
口がきけない彼女は、血走ったまなざしに囲まれ、公開火あぶり処刑されることになったが……

まあ、あれだ、いろいろ大変ってことだな。
アンデルセンとかいう変態サド野郎が書いたお話を聞いていて、どういうわけかすっと気持ちが落ち着きました。
エルザよりはマシだと思ったのか。
まあ実際マシだよねって、苦笑いしながら、またエンジンをかけました。

0コメント

コメント投稿