巨樹を訪ねる 阿豆佐和気神社の大クス

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K-1 mark2 / HD PENTAX D FA 15-30mm f2.8 ED SDM WR

 「早川のビランジュ」を見に神奈川入りした後、この大巨樹を拝むため静岡に踏み込みました。
 まあ、神奈川、静岡にしても、くまなく探訪するには時間がなさすぎるので、この界隈ぐるっと回って戻ることになりますが。
 それでも、これを見ずして巨樹は語れず、一度は前に立って体感しておくべきとされる一本なのは間違いない。

 人気で言えば富士山級、「阿豆佐和気神社の大クス」です。

 >「阿豆佐和気神社の大クス」 (巨樹サイト「Journey to trees」の記事へ)



 それと、先日の「堤梅団地」訪問、印象深かったので動画にしてみましたよ。
 純然たる観光アクセス動画ですが、よろしければご覧ください。
 いやあ、いいところだったなあと。
 うららかで、眠く……



置いてきた春に追いつかれる

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K-1 mark2 / HD PENTAX D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

 東北でもターボめいてあったかくなってきて、暖房と中綿上着に疑いの目を向けるようになってきました。
 気温上昇が急すぎ、残雪どころかスタッドレスタイヤまで融けちまうんじゃないか、という。
 まあでも、写真を現像しながら思い出してみると、ようやく小田原、熱海の二月末と地続きになったようなもんだ。
 アッチはもう半袖なんじゃないか?

 春なんて一瞬で終わるから、自分のモノにできる実感なんてありはしない。
 レンタルしてるだけ。って感じ。


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 写真も春曇りなのであった。
 こういう写真はつまらないけれど、鉄道を滅多に利用しない自分としては旅の思い出と言える。

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 そう……電車もバスも乗り方がわかんねえ。
 特にこの東海道線の「10両」「1号車乗車口(グリーン色)」「15両編成はグリーン車(オレンジ色)」……これ、わかります? 苦笑
 グリーン車に黙って乗ってると怒られて特別料金を徴収されるってのは知ってる。
 海老名で何本か乗ったバスだって、どこでスイカをピッとするのか(前払い後払い等)、路線ごとにバラバラなの、どうしてよ?

 実際やって、間違えてみなきゃわからないことって多い。
 こういう踏むべきものをきちんと踏んで、地元各方面から「ちっ」と舌打ちされて初めて「旅してる」って実感が湧く。
 というのはさすがに言い過ぎ。

うららか梅団地

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K-7 / HD PENTAX D FA 15-30mm f2.8 ED SDM WR / D FA MACRO 100mm F2.8 WR

 宮城県大河原町の「堤梅団地」を知り、突っ走ってきました。
 カメラはK-7しかない。でも、撮らないでいられようか。
 (ここ……過去に行った梅園の中で最高でした。丘陵に並ぶ3000本の梅が圧巻)

 こう言っちゃなんですが、梅ってすごくタチの悪い被写体ですよね。
 桜も難しいが、梅はもっと難しいかもしれない。
 フンワリと白い花同士が重なるくせに幹は真っ黒に沈み、萌芽枝は無数に入り乱れる。
 しかも、春先の天候はアホになりそうな晴天に花粉クラウドが立ち籠めてるか、グズグズ真っ白の曇天しかない。酷い。

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 もちろん、こういう時こそ高性能カメラの出番ですよ。
 いやほんと、梅団地が素晴らしかっただけに悔しかったです。
 ハンカチを噛み、何枚かは食べました(うそ)。

 ただ、とても楽しかった。
 K-7で撮れるのだとすれば、他社も含む他のどんなAPS-Cカメラでも間違いなくこれ以上に撮れるってことでしょう。
 いや、それよりも、絞りを工夫し、露出補正してみたり、AFが頼りないからMFにしたり……と、写真本来の苦労がやり甲斐につながりました。
 
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 マクロ域での写りはほとんど問題ないんじゃないかと。
 AFはダメ、K-7の場合赤い合焦サインもちょっと怪しいので、結局は自分の目を信じるしかないんですが、光学ファインダーは案外ピント合わせやすい。
 150ミリマクロって画角は、僕にはピーキーすぎますが。苦笑

 マジメに撮ってみて感じたのは、よく撮れた何枚かは、ポジくさい出来……かもしれない。
 この時代のデジカメってまだフィルムをライバルとしてたから、現代のカメラとはそもそも設計思想が違うのではなかろうか。
 そう受け止めると、ペンタのフィルムプロジェクトってよっぽ……いや、この話はやめよう。

 APS-Cのカメラを買ってみるのも面白いかもしれないし、ただK-1が戻ってきただけでも感動できるかもしれない。
 よいことだ。うん。

K-7でまともに撮ってみようと思った日

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K-7 / HD PENTAX D FA 15-30mm f2.8 ED SDM WR

 K-1をクリーニングに出しているのに、たいへんに写真を撮りたいような休日になってしまいました。
 こういう時、あなたならどうしますか?
 ベストコンディションじゃないんだから、どうせ不満が残るし、出かけるのはやめる……そうね、言えてるかも。
 しかし今日の自分はどうも引っ込みがつかず、ダメ元でK-7を持ち出しました。

 「撮ってみようと思った」というより「撮るしかなかった」か。
 いいんだ。撮ってる時それなりに楽しければ。出来上がりにむかついて全部捨てることになっても。
 この境地になってくると、SDカードささってなくても大丈夫なような気がしてきた。

 とはいえ、です。やるからには全力を尽くしてみたい。そこから得るものが何かあるはずだ。
 まず、2009年製APS-Cセンサーの画質なんてたかが知れてるので、ISO100-200でしか運用しないことにする。
 で、そういえばフルサイズデジタル用レンズをコイツで(マジメに)使うってのはまだやってなかった。
 15-30mmf2.8 換算→ 22.5-45mmf2.8 って、使いやすそうじゃない?

 やってみたら、スゲエ使いやすい広角~標準ズームレンズになって笑えました。
 超広角のクドい脂身みたいなとこを入れず、ちゃんと広い画角が得られる。笑
 背面液晶がしょぼいので現地では確認しようがないのですが、帰ってRAW現像してみたら、画質だって全くダメってわけじゃない(縦線が入ってるのは、屋根の上の雪が解けて雨だれ)。
 遊べなくもない。
 というか、これこそが写真遊びなんじゃないかと楽しくなって、梅など撮りに出かけました。

小田原漁港

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K-1 mark2 / HD PENTAX D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

 今日はほんとに……どうしてここへ来て往生際悪く、一日雪なんだ。
 最高気温が3℃しかなく、いい気になって出てきた雑草が枯れてしまうくらい寒い。
 ああ寒い寒い!(うるさい)

 写真は、少しでも暖かい春気分を思い出そうと、「早川のビランジュ」へ向かう途中、というか早川駅スグの小田原漁港です。
 「ちょうちん灯台」が見ものだけど、写ってない写真をチョイスしちまった(「里び」現像)。
 気になった方は各自でググってください、ごめんなさい。

 ググるといえば、今日はヨークベニマロ(大変寒い)でパンガシウス(巨大魚)の切り身が安かったので購入してあげ焼きにして食った。
 水っぽいけれども、まあ美味しく食べるんですが、こいつもあまりググらない方がいいご面相なのを知っているのでググりません(鯰)。
 

巨樹を訪ねる 早川のビランジュ

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K-1 mark2 / HD PENTAX D FA 15-30mm f2.8 ED SDM WR

 関東巨樹旅のつづき。
 東京から出発して海老名でほぼ日が暮れ、真っ暗な小田原に到達。
 この巨樹を訪ねたのは翌早朝のことです。

 一癖、いや三癖……五癖くらいある。
 スギやクスの巨樹が持ってないモノばかりいくつも持ってる。
 今回、この巨樹を訪ねたいがために神奈川まで足を運んだと言っても過言ではないでしょう。
 トリックスター巨樹、「早川のビランジュ」です。

 >「早川のビランジュ」 (巨樹サイト「Journey to trees」の記事へ)

淡水スナップ

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K-1 mark2 /CZ Distagon 35mmf2.8

 田舎道をドライブし、ヌマ地に行って、大変おいしい豚肉を食べてきました。
 んんー、あぶらみのうまみがとっても上品だから、とんかつよりもむしろソテーにぴったりですわね。
 のんびりムード確定だったのでオールドレンズを付けていくも、案外よく写ってしまい、意匠現像で茶化して遊びます。
 楽しい。


 まあまあ絞り込んで撮る傾向なので、センサーダストが気になってきました。
 これからの季節に向けての準備としても良いはずなので、リコーサンにメンテを依頼。
 一時的にもカメラが手元からなくなると、「これがなくなったら?」と考えるもんですね。

 まあ、いろいろ考えたんだけど……後から読んだら結局つまんない話だったので、消しました。
 いってらっしゃい、早く戻ってこーい。